Makolog

子育てもほぼ終了…アラカンママが気まぐれにつづります。

商品が小さくなった?量が減った?これはシュリンクフレーション。家計への痛手は消費税アップだけではなかった!

(2020.3.14タイトルのみ変更しています。)

 

10月に入り10日が経過しました。

この10月には、私たちの生活に大きな変化がありましたね。

そうです、消費税が10%になりました。

 

【目次】

 

消費税の導入

消費税は、1989年4月1日に導入されました。

税の用途は、社会保障と少子化対策です。

税率は当初は3%。その後、5%、8%となり、この度とうとう10%になりました。

5%ぐらいまではまだよかったのですが、8%に上がった途端、予想より実際の支払金額が高いという印象を受けるようになりました。

8%は自分では計算しにくかったためかもしれません。

10%の場合、計算はしやすいですが…

1,000円の買い物をしたら100円の消費税、10,000円であれば1,000円の消費税です。

 

値上げ

イラストACからのイラスト

 

うーん、やはり高い…(>_<)

今回は、食料品等に軽減税率が適用されているものの、消費税が10%にあがった直後に金額の高いものを買うのはちょっとシャク。

…ということで、本当に必要なもの以外はしばらく我慢です。

 

そんな状況の中、先日、聴きなれない言葉を耳にしました。

それは、シュリンクフレーションです。

シュリンクフレーション???

初めて聞く言葉でしたが、実はよく知っている現象を表す言葉でした。

 

シュリンクフレーションとは? 

販売されている食品・日用品などが、価格は変わらないものの内容量が減ったり、小さくなっていると感じたりしたことはありませんか?

私は何年か前より主に菓子類で感じており、「実質値上げだ」と憤慨しておりました。

この小売りされる商品の価格は変わらないまま内容量がシュリンク(収縮)していく経済現象「シュリンクフレーション(shrinkflation)」というのだそうです。

英語で縮むという「シュリンク」と、物価が上昇する「インフレーション」を合わせた造語です。

日本では、「実質値上げ」「隠れ値上げ」「ステルス値上げ」とも呼ばれるそうです。

そして、消費税増税前にもその動きは活発化していたようです。

 

シュリンクフレーションの例 

たとえば、ブルボンは9月17日出荷分から、人気商品「ルマンド」や「アルフォート」などの5種類のビスケット商品の内容量を変更すると発表。ルマンドは13本から12本に、アルフォートは11枚から10枚になっています。

また、カルビーも7月22日、人気菓子「かっぱえびせん」の1袋の内容量を90グラムから85グラムに減らしています。

どちらの企業も原材料・輸送費・燃料費の高騰を理由にし、自助努力で対応は困難という理由で変更を行っているようです。

袋菓子

 イラストACからのイラスト

 

消費者の目から見ればマイナスのニュースですが、公式発表をする企業は良心的です。

内容量減少が公にされないまま小さくなっている商品もたくさんあるのです。

 

なぜシュリンクフレーションなのか

なぜ、商品の値上げではなく、内容量を変更するのでしょうか。

このシュリンクフレーション、実は人間の脳のしくみをたくみに利用しているそうです。

まず、人の脳は量より価格に過敏に反応するのです。

・購入時に注目しているのは値段

です。

その反対に内容量にはあまり関心がなく

・量が変わっても気が付かない

のです。

また、シュリンクフレーションの場合は

・パッケージに変化がない

ことでより気づきにくくなっているのです。

 

実際の体験から

 私が実際にシュリンクフレーションで衝撃を受けたのは、「カントリーマアム」という不二家のお菓子です。

カントリーマアムはクッキーひとつひとつが小さい袋に個別包装されて売っています。

何年か前、久しぶりに購入しあけてびっくり。

 

え…なに?ちっちゃ…!

以前に比べ、二回りぐらい(あくまでも感覚です)小さくなっていました。

以前のサイズであれば、ちょっと甘いものを口にしたい時、ひとつあれば満足できましたが、この大きさではもの足りません。

 

実際、カントリーマアムは、

2005年 30枚入り (1枚11.0g) 323円

     ↓

現在  20枚入り (1枚10g)  323円

に変わっています。

枚数は10枚減り2/3に。しかもひとつひとつは小さくなっている…。

これが値上げでなくて何でしょう。

 

あまりにショックでその時以来、普通のカントリーマアムは購入していません。

「普通の」と書いたのには理由があります。

余談になりますが、カントリーマアムは地域限定商品が多いのです。

その土地の特色のある産物のフレーバーでカントリーマアムを製造し、地域限定として売っています。

そのような地域限定品については、今でもお土産に買ったりします。

 

いつの間にか容量が減っている商品wiki

これまでいくつか例をあげましたが、このシュリンクフレーションをまとめているサイトがありました。

shrinkflation.info

 見てみると「あ~、これもそうだったのか」と思うものがたくさんありました。

 

 まとめ

シュリンクフレーションは実質的な値上げです。

これまで感じていたよりずっと多くの商品が内容量の減少・小型化を行っていました。

増税だけではなく、このような形でも家計に痛手を与えているということがわかりました。

これからは、値段だけではなく内容量にも注意し、賢い選択をしていきたいものです。

*本記事の企業名・商品名はあくまでも事例として書かせていただいており、特定の企業・商品を非難する意図はございません。

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。