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子育てもほぼ終了…アラカンママが気まぐれにつづります。

新型コロナウイルス感染症を予防しよう!

新型コロナウィルスによる感染症。

毎日、このニュースでもちきりですね。

日本での死者は1名。患者数も日々増加していって世界第二位…と思ったら韓国の患者数が日本を上回ったそうです。

ただ、日本での患者数は大量に感染者を出したクルーズ船(ダイヤモンドプリンセス号)の患者数は含まれていません。クルーズ船に乗船していた感染者からはすでに2名の方が亡くなっています。

*2020年2月23日午後23時時点 クルーズ船に乗船していた80歳代男性が肺炎にて死亡したと発表されたが新型コロナウイルスによるものであるかは不明。よって、亡くなった方は2名としています。

 

さて、この感染症。患者数も日々増えていくなか、感染経路に予測のつかないケースも出てきており、あらたな局面を迎えていると言われています。

今更感はありますが、本日は備忘のために新型コロナウイルスに対する基礎知識と対策についてまとめてみました。

 

新型ウイルス感染

 

 

【目次】

 

新型コロナウイルスとは

コロナウイルスの「コロナ」はギリシア語が語源で、王様などがかぶる冠のことです。ウイルスの表面の突起が冠に見えることからこのよう名前が付いたそうです。

コロナウイルスはいくつかタイプがあり、人に感染するものは6種類。そのうち4種類は、「普通の風邪」が原因で、残りの2つがSARSとMERSだそうです。

 

SARS・MERSとは

SARS(読み方:サーズ、重症急性呼吸器症候群)は、2002年から2003年にかけて中国・広州を発生地として中心として全世界で流行し、約8,000人が感染し、774名が死亡(致死率10%)した肺炎です。

MARS(読み方:マーズ、中東呼吸器症候群)は、2012年から現在まで流行中。2020年1月27日時点で約2,490人が感染し約850人が死亡しているそうです。

 

上記とは別に、2019年12月31日に新たなコロナウイルスがWHOに報告されました。それがこの新型ウイルスです。ご存知の方は多いと思いますが、初発流行地は中国湖北省武漢市です。

 

新型コロナウイルスは分類としてはSARS関連コロナウイルスであり、SARS-CoV-2と命名されています。

新型コロナウイルス

                     *Wikipediaより引用

 

このウイルスについて、日本の厚生労働省は単に「新型コロナウイルス」と呼称しています。

 

どのように感染するの? 

コロナウイルスの感染経路には、「飛沫感染」と「接触感染」があると言われています。

飛沫感染:せき・くしゃみによりツバなどの飛沫(=しぶき)とともにウイルスが飛び散り、別の人がそのウイルスを吸い込んで感染してしまうもの。

※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの教理が十分にとれない状況で一定時間いるとき

接触感染:感染者がウイルスの付いた手でモノを触り、そのモノを介して別の人の手にウイルス付着し、体内に取り込んでしまうもの。

※主な感染場所:電車や明日のつり革、ドアノブ、スイッチなど

厚生労働省HPより

 

最近、上海市民政局より「空気感染」とも受け取れる「エアロゾル感染」の可能性があるという発表がありました。

それに対し厚生労働省は、上海市民政局が「飛沫が空気中で混ざり合ってエアロゾルを形成し、これを吸引して感染する」と説明していることから、空気感染ではなく飛沫感染に相当すると考えられると発表しています。

 

〔参考〕エアロゾル感染

エアロゾル感染について世界的に統一された定義は存在しないようです。

日本では、感染症は「接触感染」、「飛沫感染」、「空気感染(飛沫核感染)」、「媒介物感染(水や食品、血液、虫などを媒介とした感染)」という4通りの方法で広がるとみなしており、「エアロゾル感染」は感染経路として定義されていません。

日本において「飛沫感染」と「空気感染(飛沫核感染)」は粒子径が5μm(マイクロミクロン)以上か未満かで区別されています。

飛沫から水分が蒸発したものを飛沫核と呼び、すぐに地面に落ちる飛沫とは異なり、空気中に長く浮遊して吸入した人を感染させる(空気感染)と考えられています 。

 

WHO(世界保健機関)も同様の定義をしており直径5μm超か5μm以下かで両者を区別していますが、その他の定義もあります。

 

つまり空気中に存在する様々な直径の粒子がサイズから言えばエアロゾルに該当し、飛沫も飛沫核もエアロゾルと呼ばれることがあり、国際的には飛沫感染と飛沫核感染の境界となる粒子径さえも統一されていないということになります。

ただし世界中で認識が一致しているのは咳やくしゃみと共に放出される大きな粒子は短い距離しか飛ばず短時間で床に落ちるが小さくなった粒子が長時間中空中にとどまり続け部屋中に広がって空気感染を引き起こすという点です。

 

潜伏期間は?

この新型コロナウイルスは潜伏期間が長いのが特徴です。

WHOによると潜伏期間は1-12.5日(多くは5~6日)とのこと。潜伏期間が長いため、どこかでウイルスに感染しているにも関わらず普段通り生活をしたり、他の病気だと思い誤った対応を行ってしまう可能性も高いです。

実際、ウイルス検査で最初は陰性であったが後に陽性となった例が何件も発生しています。

 

症状のない人からも感染するの?

ある種の伝染病の病原体を体内に保有し、外見上また自覚的にもなんら症状を示さず、しかもその伝染病の感染源となる可能性をもっている人を感染症予防・医療法(感染症法)では「無症状病原体保有者」と言います。

*日本大百科全書(ニッポニカ)より抜粋

 

新型コロナウイルスが、無症状病原体保持者から感染するかどうかについてはまだ確実なところはわかっていないようです。通常は、肺炎などを起こすウイルス感染症の場合、症状が最も強く表れる時期に他者へウイルスをうつす可能性が最も強くなると言われています。

  

 感染リスクの高い人とは?

感染リスクの高いのは濃厚接触者

この言葉もとてもよく聞く言葉となりました。

一般的には、「必要な感染予防策なしで手で触れること、または対面で会話することが可能な距離(目安として2メートル)で、接触した方など」を濃厚接触者とするそうです。

 

感染したら皆重症化するの?

新型コロナウイルスに感染した場合であっても誰もが重症化するわけではありません。

WHOは中国から提供されたデータを分析した結果、80%以上の患者が軽症で回復していると明らかにしています。

一方で約14%の患者に深刻な病状が見られ、約5%の患者は命に関わる病状になるとしています。

現時点でどのようか方が重症化しやすいか十分に明らかではありませんが、亡くなっている方の状況から、高齢者・基礎疾患のある方に重症化の傾向があるようです。

 

感染予防に有効なことは?

通常のインフルエンザと同様の以下のような感染予防法が有効だと考えられています。

・石鹸、アルコール消毒液による手洗い

・咳エチケット

 咳エチケットとは?

 感染症を他者に感染させないために、咳・くしゃみをする際、マスクやティッシュ・ハンカチ・袖、肘の内側などを使って口や鼻をおさえること。

 

その他、

・適度な湿度を保つ

・部屋の換気を行う

ことも効果があると言われています。

 

マスク着用は有効なの?

マスクの着用については、WHOなどでは推奨していないようですが、日本政府のサイトでは勧められています。

マスクの着用は、咳やくしゃみによる飛沫およびそれらに含まれるウイルス病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。

どちらかというと、人にうつさないための配慮ですね。

 

予防用にマスクを着用することは、混みあった場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所ではひとつの感染予防策と考えられますが、屋外では相当混みあっていない限りマスク着用の効果はあまり認められていません。

 

余談ですが、マスクは極度の品薄状態になっており、メルカリで法外な値段で取引されたりしたことが話題になりました。

厚生労働省のホームページによると、官民が協力して、国内生産体制の強化や輸入品の確保に取り組み、例年以上の枚数(毎週1億枚以上)を供給できるようにしたとのことですが、まだまだ品薄状態は続いております。

医療従事者・その他必要としている方に行き渡る様、配慮ある購入を行いたいものです。

 

まとめ

私は、毎日ラッシュの通勤電車に乗っているのですが、東京に感染が広まった場合は、かなりの感染リスクです。

先日、福岡の地下鉄でマスクをしないで咳き込んでいる乗客とそばにいる乗客との間でトラブルになったというニュースを見ましたが、やはり咳き込んでいる人がいるとつい気になってしまいますね。

まぁ、これは新型コロナウイルスにかぎったことではありませんが…。

 

最近の予防策としては、

・混雑した乗り物ではマスクをする(なんたってラッシュの電車は人との距離が近い!)

・手洗い、うがいの励行

・出社時および食事の前の手のアルコール消毒(会社にて)

を心がけています。

…が時々忘れます(>_<)。

まだまだ意識が甘いと反省…です。

 

 

あとは、もし感染してしまっても重症化させない体を作っておくことが大切ですね。

充分な栄養と睡眠にも気を付けていきたいと思います。

 

結局できることは、いつものインフルエンザ対策とあまり変わらないようです。

できることをしっかり実践していこうと思います。

早くこの事態が収束することを願いつつ…。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

*参考資料

新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)|厚生労働省

新型コロナウイルスで可能性が指摘された「エアロゾル感染」とは?:トピックス: